スペシャルコンテンツ

コラム

鐵と仲間たち

炭素

人体を構成する元素のうち、水素や酸素(水)と共に最も主要な元素のひとつです。いわずと知れたDNAを構成するアミノ酸は炭素を主成分としている訳ですが、実は現在使用されている鐵鋼製品は一般に炭素を含有した炭素鋼のことなのです。
鐵の中に炭素を含有させるとその成分比率によって様々な性質を示す訳ですが、大きく分けると低炭素鋼(0.02~0.2%) 中炭素鋼(0.2~0.4%)高炭素鋼(0.4~0.6%) その他(0.6%以上)と分類されます。
これらは主に鐵の硬さを決める大きな因子になっており、一般に低炭素鋼ほど柔らかく高炭素鋼ほど硬くもろいという性質があるようです。また、中炭素鋼以上になると更に鐵の強度を増すための「焼入れ」という処理が可能になります。
主な用途:低炭素鋼(建材)、自動車、線材等、中炭素鋼(土木建築資材)、船舶、高炭素鋼(電車用レール)、スプリング等
また、外装建材塗装の主流をなすポリエステル樹脂の主成分もこの炭素なのです。


マグネシウム

メッキ鋼板のメッキ層の一成分として使用されています。現在の建材用メッキ鋼板はガルバリウム鋼板(アルミ亜鉛合金メッキ鋼板)が主流ですが、さらにマグネシウムを加えることで、加工部位・切断部位に対してさらに耐食性が増すようになりました。
主な商品:日新製鋼 ZAM(メッキ層中 Mg 3%)
新日本製鐵 スーパージンク(メッキ層中 Mg 0.1%)


アルミニウム

アルミは鐵に次いで私たちの生活と関わりのある金属元素かもしれません。アルミ缶、アルミホイル アルミサッシ などなど... そして建材用メッキ鋼板で現在主流を占めるガルバリウム鋼板のメッキ層中55%を占めるのが、このアルミです。亜鉛と共に鐵を皮膜し、「自己修復機能」と呼ばれる特殊な機能を生かして鐵鋼製外装建材の寿命を飛躍的に伸ばすことができるようになりました。また、アルミの「やわらかい」という性質のおかげで、以前ではできなかった深絞りのプレスをも可能にしました。
更に塩害に対して極めて強い性質を持つことから、100%のアルミメッキ鋼板も臨海部の外装建材として使用されています。
主な商品:日新製鋼 対候性アルスター鋼板(メッキ層中Al100%)


ケイ素

ガルバリウム鋼板(アルミ亜鉛溶融メッキ鋼板)の中にあって約1.6%含まれています。


チタニウム

チタンというとゴルフクラブのヘッドや光触媒(TiO2)を思い浮かべるかも知れませんが、以外にチタンは外装建材としても一部で使われています。その特徴は 錆び難さ:ステンレス以上プラチナ並み  軽さ:鐵とアルミの中間くらい 環境:汚染の問題無し 美しさ:銅板並み と、まさに金属建材の巨人=タイタン(チタンの名前の由来)の如くです。残念ながら、その値段が極めて高価なことから一般にはあまり普及していませんが、塩害地域 メンテナンスが難しい建物の外装 数百年の使用を前提とした建物には一部使用されており、その外観を美しく、長く演出しています。


クロム

鐵にこのクロムを含有させるといわゆるステンレス鋼になります。含有成分比率の定義ははっきりとはしていませんが、10.5~13%以上というのが主力のようです。下記に記すニッケルとの成分比によりステンレスは様々な性質と用途を持つことになります。身近なところだとキッチン 外装建材 電車の外板などなど、 例を挙げればきりがありません。建材・家電・自動車用で約70種 線材を含めると200種以上とも言われています。
そのステンレスを大きく分けると3品目に分類されます。

  1. 1.マルテンサイト系:クロムを11.5~13%含有したステンレス鋼
  2. 2.フェライト系:クロムを16~18%含有したステンレス鋼
  3. 3.オーステナイト系:ニッケル及びクロムを含有したステンレス鋼

ちなみに、ステンレスというと一般に磁石にくっつかない、錆びないというイメージがありますが、ステンレスも種類によっては磁性を持ちますし、腐食もします。


本ホームページの主役と言っても過言ではありません。まさに産業の大黒柱です。資源枯渇の心配は向こう数百年ないでしょう。リサイクルがし易く環境に優しい素材。そして比較的安価な原材料。詳しくは「金の王哉」のページをご覧ください。


ニッケル

上記 クロムと並んでステンレス(オーステナイト系)を構成する主成分です。このニッケルを8% そしてクロムを18%含んだステンレスが最も代表的な18-8ステンレス(JIS:SUS304)なのです。


建築では社寺仏閣 また一般住宅の外装建材として広く使われてきました。また、身近なところでは10円玉や銅線などがあります。人類との関わりは鐵よりも古く銅鐸などの遺跡の出土からもそのことが伺えます。近年 酸性雨などの過酷な環境下では銅板は敬遠されがちですが、銅をステンレスや鋼板メッキした製品も重要な産業素材として自動車や建材用に使用されています。


亜鉛

以前トタンと呼ばれていた鐵板は鐵にこの亜鉛メッキを施したものでした。現在ではガルバリウム鋼板と呼ばれるメッキ層の中で約43%を占め、「犠牲防食作用」と呼ばれる機能で鋼板を腐食することから守っています。


スズ

かつてブリキと呼ばれていたのがスズメッキを施した鋼板でした。腐食に強く長く親しまれてきましたが、近年では外装用としてはあまり使われなくなりました。


求人情報を見る

スタールカケフ

フェールカケフ

Clas Home

スペシャルコンテンツ

ページトップへ